「表彰」とは、功績を讃えると共に組織や地域、さらには社会の活性化に必要不可欠な重要な要素です。
今回は、ユニークな表彰制度とその先にある理想の未来について書きます。
ユニークな表彰制度〜企業、法人編〜
一般的には「表彰」は、優れた功績や善行等の成果等を讃えるために行われる格式が高くフォーマルなイメージがあるかもしれません。
しかし!近年はカジュアルな表彰だったり、個性的なユニークな表彰がどんどん増えています。
その背景にはダイバーシティー、つまり多様性を求める社会背景との関係がある様です。
つまり、功績にも多様性が認められつつあることを意味している様に思えます。
たとえば、
・日頃より会社を影で支える優秀な技術者への「技術賞」
・今月の仕事自慢エピソード優良者へ送る「仕事自慢賞」
・優れたアイデアを出した人へ送る「ベストアイデア賞」
・顧客アンケートで一番接客の良かった人への「ベストサービス賞」
・失敗を恐れずに果敢にチャレンジを促す「大失敗賞」
等、変わったり、ユニークな賞を取り入れてる企業もあります。
固定概念に囚われない視点からの表彰をする事で、社員の個性を認め、自信が付き、伸ばす事に繋がります。
さらには、会社への愛着も強く持たれ、社員の定着率の改善も見込めます。
たとえ、ささやかな表彰でも社員にとっても会社にとても意味のある一歩となるはずです。
ユニークな表彰制度〜地域編〜
また、会社以外の表彰でも面白いものがあります。
その中の一つを紹介すると、いくつかの市町村で「高齢健康優良者」として表彰している地域があります。
高齢者を対象とし、決まった期間医療機関にかからなかった人を表彰する表彰です。
通常は「具合が悪くなったら病院に行く事」を推奨しています。
しかし、表彰された人々は健康という功績を讃えられ、表彰されるのです。
このことがキッカケに健康への意識が高まれば、表彰制度の効果が出てると言えますよね。
この様に目的(市民、町民の健康への意識を高める)を達成するための手段として、表彰制度を利用する方法もあります。
ユニークな表彰制度の先にある理想の未来
上記の様に表彰の可能性は無限大なのです。
また、ユニークな表彰はメディアへと取り扱われる可能性もあります。
そこから企業あるいは団体の知名度アップへと繋がるかもしれません。
これからの表彰とは、今まで見落としていたものをあらゆる視点から認める事で、人々の特徴や個性を伸ばしていき、その結果、社会全体が伸びていく。
そんな可能性を秘めていると思います。
また、今まで見落としていた部分を見つけることで、新しい事業のアイデアにも繋がります。
それが、これからの時代の新しい表彰のカタチとなっていくと信じています。
なお、表彰する際に渡す「表彰記念品」の意味については表彰記念品を贈るということをご参照下さい。
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