表彰・記念品として馴染み深いトロフィーや表彰盾。
ただ、トロフィーや表彰盾とはそもそも何なのか、ご存知でしょうか?
当ページでは、トロフィーや表彰盾の起源について、一説に基づき説明します。
・トロフィーの起源や語源
・表彰盾の起源や語源
を、本ページで知ることができます。
まず、結論から申し上げると
トロフィーの起源は、紀元前頃の戦争の戦利品を飾ったもの「トロパイオン」となります。
表彰盾の起源も「トロパイオン」に含まれてるものもありますが、敵の攻撃から身を守る防具の「盾」となります。
一言でまとめると、トロフィーと表彰盾は、ともに”戦い”と“勝利”と“栄誉”を起源にしているのです。
*トロフィーの起源*
まず、トロフィーの起源は、古代ギリシャ時代(紀元前7世紀から3世紀頃)まで遡ります。
当時戦争に勝利すると、戦場に木の柱や切り株を立て、敵の武器や武具(ここに盾も含まれます)等の“戦利品”を飾り、タワー状に記念碑として立てました。
その周りで神に捧げるための勝利を祝う歌を歌い祝勝会(儀式)をしたそうです。
この”戦利品”をギリシャ語で「トロパイオン(Tropaion)」と呼び、今のトロフィーの語源・原型となったとされています。
この習慣がギリシャ人からローマ人へと伝わり、手に持てるサイズへと変化していきました。
後に中世ヨーロッパでは勲章としての意味を持ち、19世紀に入るとスポーツの試合や大会の優勝者の栄誉を讃える象徴へと変化してきました。
日本でも戦後の高度経済成長期の頃のボーリングブームを皮切りに人々の生活に馴染み始めました。
現在では栄光の象徴として輝きを放ち、オーナメントとして見栄えの良いクリスタルガラス製のトロフィーや自由度の高い表現が可能なアクリル製のトロフィーが主流になってきました。
最新のトロフィー、クリスタルトロフィーのページを確認するには?
クリスタルトロフィーのページから確認ができます。
*表彰盾の起源*
次に、表彰盾の起源は戦いの際に敵の攻撃から守る防具である”盾”なのです。
古来、盾は勇気や勝利の象徴ともされていたと言われています。
そのため、兵士が戦場で盾を奪われる事は最大の恥とされ、古代ローマでは処刑される程だったそうです。
時代が進み、戦い方も代わり、盾は装飾品として飾られるものになっていきました。
中世ヨーロッパでは家紋も盾をモチーフにしたものが現れました。
騎士道の象徴として扱われ、盾の形状や紋章で騎士が誰か判別できた様です。
さらには、ヨーロッパの領主が近くの領主との間で盾が贈り物にもなりました。
これについては、2つの暗示を込めた贈り物と言われてます。
一つは「友好の証」(私がもし貴方に攻撃する様なことがあったら、この盾で防いでください)であり、もう一つは「自領の防衛」(私の領地は防御がしっかりしているので攻撃しても無駄ですよ)の想いを込めていたと言われております。
しかし、時代は流れ、武器の進化と共に盾が防衛としての役割を果たせなくなった様に、防衛としての意味も薄まりました。
そして、友好の証という部分やトロフィーと同じ様に功績や栄誉という部分、装飾品という使い方にフォーカスされ、記念盾や表彰盾として贈り物としての文化が残りました。
現在ではご存知の通り、表彰時にトロフィーと併せたり、単独で表彰盾や記念盾として贈るようになりました。
最新の表彰盾、表彰盾のページを確認するには?
ガラス表彰盾のページから確認ができます。
素材や形状、用途、目的こそ時代により変わってますが、昔から変わらず”栄誉”を祝う大切な習慣として受け継がれてきた文化がトロフィーや表彰盾なのです。
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