※本記事は
オンライン表彰式を知る1 〜オンライン表彰式のメリットとデメリット〜
を併せて読んでいただくことがお奨めです。
上記の記事内で、メリットとデメリットを通じて”従来のリアル表彰式”と”オンライン表彰式”では勝手が違う部分がいくつかあるということをお伝えしました。
例えば、オンラインはリアルと比べて、開催準備やスケジュール調整の手軽さ、開催費用が低く抑えられるというメリットがある一方で、
盛況感や一体感を得にくい、または飽きやすいというデメリットがあるのです。
そこで、今回は社内で行うオンライン表彰式を成功に導く方法について考えてみます。
単にオンラインで社内表彰式を行うと言っても、表彰式を行う目的と期待する効果を明確にすることが最も重要です。
なぜならば、これはオンラインでも、リアルでも変わらない企画・運営の軸となるはずだからです。
ということで、表彰の原点を改めて考えてみます。
まず、表彰式をすることの目的は何か?
一言で言えば「会社とスタッフの関係性の構築」になります。
そして、それを2つの要素に分けるとすれば
1.なぜ仕事をするのかという意義を伝えること
2.その成果を分かりやすく確認すること
です。
勿論、表彰式という名のとおり、後者の成果を上げたスタッフを称えることがメインとなりますが、
それと同時に表彰式は、会社が将来の方向性を示し、その中で仕事をする意義を伝え、
結果としてどのように成果を評価するのかを説明し、実際にそれを示す機会にもなってくるのです。
次に、表彰、所謂会社が期待する成果を上げたスタッフを称えることの効果を考えてみます。
主に2つあります。
1.スタッフの「モチベーションの維持と向上」
2.「学習」
になります。
まず、1つめの「モチベーションの維持・向上」とは、 たとえ会社の方向性、仕事の意義が分かっていても、 日々の仕事を淡々と行ってばかりだと、
なぜこの仕事を頑張るのか?
という目的意識を見失いがちになります。
そこで表彰式といった成果の再確認ができる分かりやすい目標があると、 モチベーションの維持につながるのです。
勿論、表彰されたスタッフは自身の取組みが評価されたことによる納得感でモチベーションは向上します。
次に、「学習」の効果とは、社内表彰式を通して、
成果を上げたスタッフの働き方を知った、仕事に役立つ学びがあった、
という機会の創出が期待できるのです。
これは、表彰式が組織内の知識や情報の共有度を高める機会になり得るという意味であり、非常に重要な点です。
このように、オンライン表彰式と言っても、
「会社とスタッフの関係性の構築」という目的の達成と
「モチベーションの維持・向上」、「学習」という2つの効果の拡張を見据える
という
“表彰の原点”
に立ち帰ることで見えてくるものがあります。
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