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日本人とガラスの歴史

窓ガラス、テレビや携帯電話の液晶、食器等に使われているガラスは、日本人にとっても今や無くてはならない存在となっています。

人々の歴史と深く関わるガラスでは、全人類のガラスの歴史に焦点を当てましたが、このページでは日本のガラスの歴史を見て行きたいと思います。


まず、日本では弥生時代の遺跡や古墳から出土した青色のガラス玉が一番古い物と言われています。

その時、素地を加工した鋳型が発見されており、中国から来た素地を鋳造したものであったと言われています。

また、中国でも西方から作り方が伝わってきた説があり、そのため日本も西方から中国を通ってガラスの技術を教わったとされます。

日本のガラスの歴史
弥生時代(紀元前3世紀〜3世紀頃)青色のガラス玉が見つかる。日本最古と言われている。
古墳時代(4世紀〜6世紀)着色ガラス玉が西方から中国を経て入ってくる。(韓国やイランでもこの頃に似た出土品が出てきており、シルクロードを通ってきた説あり。)
飛鳥・奈良時代(7~8世紀)日本でもガラスの原料を作り始め、鉛ガラスが普及した。まが玉等は日本で作られていた。
平安時代〜室町時代(8世紀〜16世紀半ば)ガラスの製造衰退期に入り、大半の容器を輸入していた。
16世紀半ば〜長崎を通って、大阪や京都や江戸にベネチア等の西洋製ガラス器がもたされ、「ガラス工芸品こそが位の高い人にぴったりの贈り物」という認識が広まり、薩摩切子などのガラス器が作られた。
元禄時代〜宝永・正徳時代(1688年~1715年)不況に陥ったと同時にガラス製品の改良や開発が進められた。 この頃に、日本でもガラス容器やガラスレンズの利用、メガネの普及など実用的な利用法が広まったとされる。
また、小さくて薄くて軽い、吹きガラスの製品が広まり始める。
明治時代(1867年〜)欧米からガラスの破片(くず)を輸入し、割れにくいソーダガラスの生産が始まる。
1873年(明治6年)ガラス工場での生産開始、工業生産の時代に突入。

その後はご存知の通り、日本でもガラスは馴染みの深いものとなり、目にしない日はありません。

また、表彰記念品に使用されるクリスタルガラスについてはこちらをご参照ください。



※上記資料は、説を基に作っております。様々な説が存在するため、参考程度にお考えください。



関連タグ:#ガラス #記念品の素材

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