今回は「どの様な周年記念品にしようか?」や「周年記念品の方向性を定めたい」とお悩みの方にオススメの記事です。
googleなどの検索サイトで「周年記念品」と検索すると、多くのサイトや商品が出てきてお困りではないでしょうか?
この中から候補を絞るだけでも大変だと思います。
そこで、今回は方向性を定めるために、カテゴリ別に周年記念品のポジショニングマップを用意しました。
ポジショニングマップとは、良く書籍などで用いられることが多い縦軸と横軸をベースに、要素のポジションを一覧で出した図のことを指します。
周年記念品のポジショニングマップ
早速ですが、周年記念品をポジショニングマップにすると下記の通りです。
今回は、縦軸を『具体的〜抽象的』、横軸を『短期的〜長期的』に分けました。
説明の前に一点ご留意いただきたいのは、どちらが優れている/優れていないということをお伝えするものではございません。
なるべく総合的な視点で判断しているため、モノによっては当てはまらないものも出てくるかもしれません。
貴社に合ったものを選ぶための基準としてご参照いただければ幸いです。
周年記念品の具体度について(縦軸)
それではまず、縦軸の説明からします。
縦軸は、具体的〜抽象的です。
ただ、記念品自体の具体度ではなく“周年記念品を通して伝えられる情報の具体度”として捉えてください。
具体的な情報が伝えられる周年記念品について
図を上から見ますと、具体的なものがポジショニングマップ上の上方部にあたります。
※上が優れていると表した表ではありません。
例えば、クリスタルガラスの周年記念品の場合、モノによりますが多くは周年年月日や個人名など情報をハッキリと伝えることができます。
そのため、この位置「具体度は高い」となります。
また、クリスタルガラスの周年記念品にも、実用的なものから飾る用途のものまで様々です。
更に周年記念品として大人気の3Dクリスタルであれば、情報をより具体的に伝えることができます。
ガラスの内部に立体的に彫刻する技術だからです。
例えば、自社の商品やロゴマーク、建物などを立体的に彫刻することができます。
つまり、イメージで伝えることが可能なのです。
この様に文字情報では伝えられない要素がたくさん含まれます。
そのため、伝えられる情報の具体度は高くなってきます。
そして、飾る用途のものであれば自社の商品やロゴマークなどがプリントされていても、特に気になりません。
実際に使うわけではなく、観賞用の目的だからです。
観賞用になると存在感にも繋がり、大きなメリットとなります。
抽象的な情報が伝えられる周年記念品について
続いて、マップの下方部に位置する抽象的な情報についてです。
例えば、お菓子やコーヒーのドリップパックなどの食品は「抽象度は高い」となります。
外装に周年記念を迎える企業の企業名、もしくは有名な商品に熨斗を掛けるのみというパターンも存在するためです。
もちろん、食品を取り扱っている企業が自社食品を周年記念品に用いる場合では、具体度は上がります。
しかし、ここではなるべく総合的に見たポジショニングとしているため、この位置となります。
その他にも実用的なノベルティを周年記念品として用いる場合、自社の名入れをすることが殆どです。
そして、ボールペンの様に名入れ位置が定まってくる(小さい範囲に限られる)ものは、タンブラーやタオルの様な名入れできる範囲の広いものと比べると抽象度は上がります。
周年記念品に入れられる情報に限度があるためです。
とは言っても、実用的な記念品は実用的であるが故に名入れを控えめにするケースが多いです。
これは受け取った方が使用しやすい配慮のためです。
企業のロゴなどが大きく載った製品は受け取った方は使用しにくい傾向にあるため、こういった配慮をされることが一般的です。
また、渡す先によっても名入れ内容は変わってきます。
例えば、社内用であれば社員などの写真などをプリントできますが、社外の場合は難しくなります。
そのため、ポジションマッピング的には、この辺りの位置「抽象度寄りで、モノによって差が出てくる」になります。
ということで、縦軸は伝えたい情報の具体度を表しています。
それぞれの周年記念品のメリット・デメリットについて
具体度の高いものほど、企業の伝えたい情報が伝わるというメリットがあります。
そして、記憶にも残りやすくなります。
一方でデメリットは、労力がかかりやすいです。
抽象度の高いものほど、労力を掛けずに製作できるというメリットがあります。
一方でデメリットは、伝えたい情報が伝わりにくいことです。
周年記念品の時間軸について(横軸)
次に横軸の説明に入ります。
一言で言えば時間軸です。
短期的、長期的としましたが、“受け取った人の手元に残るか残らないか”という意味で捉えていただければ幸いです。
短期的な周年記念品について
ポジショニングマップでいうところの左側の位置に行くほど短期的なものとなります。
例えば、食品は消費期限があり、短期的なものとなるため、この位置です。
次にボールペンなどの実用的な記念品も、モノによってはインク切れの時点で使えなくなります。
インク交換が可能であったり素材・造りがしっかりしていれば長期よりになってきますが、実用品のため愛用いただけるほどに破損する確率は高くなってきます。
そのため、この位置となります。
長期的な周年記念品について
クリスタルガラスの周年記念品であれば、まず経年劣化がなく、よほど雑な扱い方をしない限りは破損の確率が相当低いものです。
そのため、受け取った方の手元に残りやすい周年記念品として「長期的である」となります。
中には実用的なクリスタルガラス周年記念品もあります。
例えば、ペーパーウェイトやスマホスタンドなどです。
もちろん、使用する以上、観賞用に比べると短期的にはなります。
ただ、洗浄などの必要もなく、頻繁に動かすようなものではないため、基本ラインは長期的な部類に入ります。
また、実用的なノベルティーの中でも、タンブラーやタオルなどもボールペンに比べれば、長期的に使えるものだと思います。
しかし、ボールペンと同じ様に愛用いただく度に破損確率や経年劣化というものは避けられなくなってきます。
衛生的に考えて洗浄も必要なため、なおさらです。
そのため、基本的には長期的に使えるものの、モノによって差が出てきます。
この様に横軸は受け取った人の手元に残る時間となります。
それぞれの周年記念品のメリットについて
それぞれのメリットに言及すると、
短期的なものほど、気兼ねなく贈ることができるメリットがあります。
一方でデメリットは、手元にも残りにくいため、記憶に残りにくいです。
長期的なものほど、手元に残るため印象や記憶に残り続けるメリットがあります。
また、心理学でザイオンス効果とも呼ばれる効果の期待もできます。
これは熟知性の法則とも呼ばれ、何度も何度も接点を持つことにより親近感が増し、愛着が湧く心理を表しています。
一方でデメリットは、受け取った方が廃棄などの際に少し労力がかかります。
とは言っても、もらったものを廃棄することは殆どないため、実質的なデメリットではないかもしれません。
また、周年記念品が残り続けることは、表彰記念品の価値を発揮することとも同意味となります。
詳しくは、表彰記念品を贈るということをご参照ください。
この記事を周年記念品に転用すると、周年記念品が残り続けることで、将来においての価値を発揮するのです。
形に残すことで当時の気持ちを思い出すためのキッカケになるのです。
つまり、周年記念の功績や感謝を残すことで未来で感情が動くきっかけになり得ます。
そう言った意味では、周年記念品を贈ることの本質的な価値を届けることと同義とも言えます。ど
まとめ
以上がカテゴリ別に見た時の周年記念品のポジショニングとなります。
周年記念品を通してステークホルダーに提供したい価値や割けるリソースなどとも相談して、自社に適したものをお選びいただくことが重要です。
例えば、周年記念品製作にリソースを掛けたくないし、気兼ねなく周年記念品を贈りたい企業様は食品が適しております。
逆に、数年に1度の周年記念品のため、企業の伝えたい情報を詰めて、ずっと手元に残る周年記念品を贈りたい企業様はクリスタルガラス周年記念品が適しております。
なお、手軽に送れる周年記念品の決定版的なQUOカードや商品券については、食品と同じか少し長期的寄りになるかと存じます。
貴社の周年記念品製作時のご参考になれば幸いです。
周年記念品のお問い合わせ
周年記念品について、お悩みやご相談等があれば何なりとお訪ね下さい。
クリスタルガラス表彰記念品メーカーだからこその視点で、弊社デザインの標準品への名入れからオーダーメイド製作まで幅広く対応できます。
オプションとして熨斗(のし)・包装対応や分納などにも対応できます。
また、サイトに掲載されていない具体的な製作実績(製作事例)もショールームにご用意しております。
初めての周年記念品製作で不安解消のため、質問等ございましたら、何でもお尋ねください。
まずは、お気軽にお問合せ下さい。
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